【テンポイント編】ファン目線で観るTTG対決

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流星の貴公子
1. 医学に貢献
第36回皐月賞(vsトウショウボーイ)
1. トウショウボーイと初対決皐月賞
第43回東京優駿(vsトウショウボーイ)
1. 生涯一度の晴れ舞台
第37回菊花賞(vsトウショウボーイ、グリーングラス)
1. 初の三つ巴戦と3000m
第21回有馬記念(vsトウショウボーイ)
1. 初タイトルを狙う
第75回天皇賞(vsグリーングラス)
1. 無冠の返上
第18回宝塚記念(vsトウショウボーイ、グリーングラス)
1. この年初の三つ巴戦
第22回有馬記念(vsトウショウボーイ、グリーングラス)
1. 最初で最後の三つ巴戦制覇
さいごに
テンポイントの情報

流星の貴公子

※画像はイメージです。(Canvaを使用した執筆者本人による作品)

医学に貢献

競馬界に今も語られ続けるTTGの3頭。
その中の1頭として競馬界を盛り上げた。

競走生活だけでなく医学の発展に貢献するなど、競走馬の中でも特に色褪せない馬生を歩んだテンポイント。

今回は流星の貴公子テンポイントの視点でTTG対決を見ていく事にしよう。

※この記事は、TTG対決のみを扱っています。

☆TTG対決トウショウボーイ編はこちらから。
☆TTG対決グリーングラス編はこちらから。

第36回皐月賞(vsトウショウボーイ)

トウショウボーイと初対決皐月賞

テンポイントと1番最初に対決したのはトウショウボーイであり、クラシック三冠の初戦皐月賞だった。

レース展開

テンポイントは外枠からのスタート。
好スタートを切り、ぐんぐん馬体を押し上げて一気に3番手まで上げる。
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その後、向正面では位置取りの為か、およそ10番手あたりまでポジションを下げて行く。
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大外から最後の直線を迎えたテンポイントは、前を走るトウショウボーイに挑む。
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大外一気で3頭をゴール手前で交わすもトウショウボーイには届かなかった。

トウショウボーイとの初対決は最後の直線で差が開き、遥か先でゴール板を通過された。
テンポイントは5馬身差の2着だった。

第43回東京優駿(vsトウショウボーイ)

生涯一度の晴れ舞台

皐月の雪辱を晴らすべく、夢の舞台日本ダービーに挑む。
二冠のかかる皐月賞馬トウショウボーイも当然参戦した。

レース展開

テンポイントはスタートを決めると、鼻を奪ったトウショウボーイの少し後ろ、5番手あたりで正面スタンドを通過して行く。
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向正面に入った後も、依然として5番手をキープ。
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第4コーナーから最後の直線に向くが、トウショウボーイは遥か先を走っている。
(皐月賞とは何かが違う様に見えた)
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その後テンポイントは伸びて来ず、皐月での雪辱を晴らすどころか、歯痒い結果となってしまった。

皐月賞で魅せた直線での末脚を披露かと思われたが、今日はその姿はなく、テンポイントは7着でダービーを終えた。
その後、レース中に骨折をしていた事がその後判明する。
幸いにもこの時は復帰可能な程度の骨折だった。

第37回菊花賞(vsトウショウボーイ、グリーングラス)

初の三つ巴戦と3000m

グリーングラスと初顔合わせとなったTTG三つ巴初対決のクラシック最終戦菊花賞。
テンポイントとトウショウボーイの2頭が人気を分けた。

レース展開

スタート後に一気に先頭まで上がったテンポイントは、やがて3番手に落ち着く。
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1周目の正面スタンドに入るも、テンポイントは変わらず3番手をキープ。
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再び向正面へ入る手前、トウショウボーイと並ぶ形となる。
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向正面に入った直後、2番手に上がったトウショウボーイをマークし、テンポイントも馬体を押し上げる。
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第3コーナーの坂の下りでトウショウボーイが先頭に立ち、それを見るように外からテンポイントは仕掛ける。
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テンポイントは、最後の直線で抜け出しトウショウボーイに差をつけたが、最内にグリーングラスがいる。
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ラストは内にいたグリーングラスとの対決となるが、グリーングラスの粘り勝ちだった。

ダービーで骨折し休養明けだったが、菊花賞を2着で走破。
そして、菊花賞を制したのは皐月賞馬トウショウボーイでもダービー馬クライムカイザーでもなく、12番人気の伏兵として今日の舞台に立ったグリーングラスだった。

第21回有馬記念(vsトウショウボーイ)

初タイトルを狙う

無冠の返上をしたいテンポイントは、有馬記念で初タイトルを狙う。
しかし、このレースにもトウショウボーイが出走しており、タイトル獲得は一筋縄ではいかない。

レース展開

テンポイントはこの日も絶好のスタートを切り、4番手に上がって行く。
トウショウボーイがその後方に続く。
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進路を内に取ったテンポイントは、最初の正面スタンドを、先頭の4頭より２馬身後ろで通過。
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向正面では早くも先頭でポジション取りが始まる中、テンポイントは4、5番手を追走する。
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第3コーナーでエリモジョージが先頭に立つと、トウショウボーイが追って2番手に上がる。
それに対して、テンポイントも続く。
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最終コーナーを立ち上がり、トウショウボーイがエリモジョージを抜き去る。
その直後、テンポイントもエリモジョージを交わし 2番手に上がる。
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テンポイントは、トウショウボーイを捉えにかかるが差は縮まらなかった。

結果は2着と無冠の返上とはならなかった。
次年度の古馬の舞台で、忘れ物を獲りに行きたいところだ。

第75回天皇賞(vsグリーングラス)

無冠の返上

今回こそ無冠の返上をしたいテンポイント。
古馬になって初のTTG対決は、長距離が得意なグリーングラスとの春の天皇賞。
2頭が連対した菊花賞よりも200m長い3200mで争われる。

レース展開

スタート後にテンポイントは5、6番手に落ち着く。
内枠からのスタートとなったグリーングラスは早くも2番手へ上がる。
馬群は密集せずバラける展開に。
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テンポイントは、最初の正面スタンドを馬群の真ん中のやや内側で通過。
大声援の前でも落ち着いている。
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テンポイントは向正面に入る手前で、グリーングラスの真後ろに続く。
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第3コーナーでレースが動き始めると、馬群が密集し、テンポイントは坂の下りで先頭に立つ。
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最後の直線を外から迎えて、他馬との差を広げる。
最内からグリーングラスも来る。
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昨年の菊花賞と同じ位置での叩き合いとなり、今回は外を走ったテンポイントが勝利した。

春の天皇賞を勝利で飾り、春の盾を獲得。
無冠の返上を成し遂げた。
着順は異なるが、直線での構図が昨年の菊花賞を彷彿とさせる展開だった。

第18回宝塚記念(vsトウショウボーイ、グリーングラス)

この年初の三つ巴戦

昨年の有馬記念以来、古馬となっては初の三つ巴戦となった。
テンポイントは今回の舞台、宝塚記念で三つ巴戦の初勝利を狙う。

レース展開

テンポイントは3枠だったが、頭数が6頭の為、ほぼ真ん中からのスタート。
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テンポイントは、トウショウボーイが鼻を奪ったのを見ると、それをマークして最初のコーナーへ。
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テンポイントの半馬身差にグリーングラスがいる。
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向正面に入った後も依然として2番手をキープするテンポイント。
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テンポイントは、第3コーナー付近に差し掛かると、並びかけて来たグリーングラスと同時に自身も動き始める。
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テンポイントは、TTGの3頭がやや横並びの状態の中、最後の直線を真ん中で迎える。
先頭のトウショウボーイとの差もなくなる。
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テンポイントは、僅かに前を走るトウショウボーイに襲いかかるも届かなかった。

テンポイントは僅かにトウショウボーイに先を越され、三つ巴戦初勝利とはならず3/4馬身差の2着。
トウショウボーイの粘り強さが、テンポイントの豪脚を上回る結果となった。

第22回有馬記念(vsトウショウボーイ、グリーングラス)

最初で最後の三つ巴戦制覇

トウショウボーイが引退レースとして臨んだ為、最後の三つ巴戦となった有馬記念。
テンポイントは最後のチャンスをものにし、三つ巴戦初勝利を狙う。

レース展開

テンポイントはスタート後、先頭に立ったトウショウボーイの後ろを着いて行く。
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テンポイントは、先頭のトウショウボーイをマーク。
2番手をキープし、正面スタンドを通過。
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コーナーを曲がり、内からトウショウボーイに並びかける。
3番手以下との差を5馬身ほど広げる。
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中盤に差し掛かりトウショウボーイが差を付け始めたが、テンポイントが再び並びかけ最後の直線を迎える。
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テンポイントは最後の直線、トウショウボーイを交わし先頭に立つ。
トウショウボーイの差し返しとグリーングラスの猛追を振り切り先頭でゴールした。

テンポイントはこの大舞台の有馬で先頭でゴール板を駆け抜け、三つ巴戦初勝利かつ最終対決を制した。
宝塚記念と同じ3/4馬身差であったが、今回はテンポイントに軍配が上がった。